直面化(confrontation)に対する一考察

こんにちは、あっという間に8月ハヅキでございます。 今日は自分への内省も込めて直面化について考えてみたいと思います。結論から申し上げると、直面化(ものごとを逃げずに見つめること)という作業は非常に疲弊します。こころにイガ … “直面化(confrontation)に対する一考察” の続きを読む

こんにちは、あっという間に8月ハヅキでございます。

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今日は自分への内省も込めて直面化について考えてみたいと思います。結論から申し上げると、直面化(ものごとを逃げずに見つめること)という作業は非常に疲弊します。こころにイガグリを持っているような感じです。

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あまりにも辛い心理的な出来事に遭遇した時、人には健忘・回避・解離という防衛機制が生じて守ってくれます。他責(相手のせいにする傾向)も備わっており、だれかのせいにすることで心の負担から逃れることもあります。心理検査などで概ねその傾向がわかります。私は「こころ」のことを仕事にしています。かつて、何も知らされず呑気に心理検査を受けた後に友人から自分の心理検査の結果をいただいたり、逆に友人に結果を返したりしながら心理士になりました。心理検査は大きく分けると「認知」と「パーソナリティ」の2種類があります。病院ではコストなどの関係もあるので、まずは「パーソナリティ」系の検査から施行することが多く、ピカルディ3rd.でも心理検査のご要望があった際には概ねそのようにしております。

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パーソナリティの検査といっても本当に多くの種類があり、勉強しなければついていけないことも多くて…疲れてしまいます。それに、「検査なんてどうでも良いから悩みを訊いて下さい」というクライエントさまも多いのが現状です。

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あ、また迂遠になりました。失礼いたしました。今日は直面化について考えてみたかったのです。私はこころに生じたものごとや出来事から逃げない、逃げられない性格です。そして「忘れられないこと」ために、もっと大事な約束などを忘れてしまうこともあります。

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こころにaccidentが生じると没頭してもっと大事なことの優先順位がつけられなくなってしまうこともあります。

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よく上の先生や同業者から指摘されます。「そのことは忘れた方がbetterです」と…。私は「忘れな」と言われることと「心配している」そう言われることが嫌いです。「しんぱーい」とか言われると、私は心の中で「あなたみたいにeasyじゃないし」「ご心配…そりゃどうも」と反抗心を燃やすのです。

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熟考してみると特に同業者から「切り替えていきましょう」とか「忘れてしまいましょう」といわることに対する一種の「アレルギー反応」なんだと思います。私ゃ、徹底的に悩みあぐねずに機械人間みたいに「まぁ言ってもね〜クライエントさんダカラね〜」というようなよく言えば「省エネで保守的」な心理士にはなりたくないと頑なに思ってしまいます。(心配している)は当たりのことです。そんなことよりはお悩み解決思考です。

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しかし*逆説の後のbutをぜひお読みいただけましたら幸いです*クライエントさんの状態によって心配してもらうことや辛さを回避することや直面化しないことでなんとか刹那をやり過ごしていることも非常に多いと思います。刹那の連続がプロセスになります。私にはクライエントさんを「直面化」に導く権利はありません。自分と比較することも業務外のことです。ただ、私は眼の前にいらっしゃる方に中立的に関わることしか出来ません。それが、感情労働の辛いところです。「人を変えることは出来ません」と教授からよく言われたものです。

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でも「感情労働者」だからこそ、自分の感性に耳を澄まして、今繰り広げられる自分のどんな感情からも目を逸らさないこと、人を諦めないこと、人を学問からジャッジしないこと…そのためには辛いけど、こころに生じた膨大なinputを殺さず、かつ、客観性をも担保した心理士になりたいとただだ一生懸命です。

img_5402本当に未熟者で内省することが多い夏です。こんな私ですが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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お読みいただきありがとうございます。