2018年が始まりました。旧年中は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。新宿の元旦は真っ青な空で今年の始まりをお迎えしてれました。
師走とはその名の通り…休みはほぼ皆無でした。気付いたらキッチンの床で寝落ちなんてこともありました。
それでも本当に実りある時間を過ごすことができました。ひとえにみなさまのおかげです。ありがとうございます。
私は無料でのカウンセリングは行なっておりません。ホームページでも折りに触れて書かせていただいております。それは私も食べていくための仕事だからです。それでも…どれだけお電話をいただいたことでしょう。行政やクリニックにリファーさせていただくなど、出来る限りの対応をさせていただきました。それでも本当に電話が鳴り止まない師走でした。
本当に信じられないほど遠方の方でお名前も知らない方から「死に場所を探している」「もうすぐお正月なのにひとりぽっちなんです」…などなどでした。
クリニックは時間で閉まります。病院もよほどでなければ相手にしてくれない。お悩み相談ダイアルも繋がらない。私を含め、心理士は予約が必要で金銭面での大きなご負担もあります。必要なのは医師でもなく福祉でも行政でもなく…残念ですが心理士でもありません。もしかしたらそれは人との「本当の」こころの繋がりなのではないでしょうか。
何も出来ないままクライエントさんからお金をいただいている自分を痛感しております。しかし、その一方で私自身も料金をいただき、しっかりプロになり、自分の楽しみも見つけないと共倒れになりかねません。だからどんなに忙しくても土鍋をコトコトしたり、ピアノを聴いたり🎹するなど至福なひとときも大切にしています。
こころを生業にすることは本当に難しい…。ひとが大好きだからこそ難しい。
私たちが探しているもの…それはこころの居場所や仲間なのかもしれません。こころや身体お財布事情が健康な時には居場所があって当たり前なので、そんなことすら考えない。極論はそのこころの居場所造りや居場所探しをすることはご自身だけにしかできないと思います。カウンセリングはほんのひとときの有料こころの仮設相談所のようなものかもしれません。
私の仕事は気持ちが辛い時に利用していただくためで、お悩みが解決した時、若しくは私とは相性が合わない時には私はお祓い箱です。お悩み解消した時私の存在は透明人間のように忘れていただくこと…それもひとつの立派なゴールの形なのかもしれません。
それでも私は…「真」の心理士とは何かを模索し続けて参りたい所存です。
初期のRCサクセションの歌が好きです。こんなカウンセリングを提供出来たらいいなぁという歌詞を一部抜粋させていただきます。
「僕の自転車の後ろに乗りなよ〜2人乗りで遊びに行こうよ〜冬の道を遊びに行こうよ〜きみが編んでくれたマフラー暖かい」私の中ではこの歌の「僕」は私なのですが、本当は私もどこかで「僕」を探しているのかもしれません…。
昔から人の言うことを聴かない信じられないほど頑固者な私を支えてくれる家族や友人に感謝するばかりです。今年も“Unique One”のカウンセリングとみなさまのボトルキープならぬ「ココロキーパー」としてお役に立てるよう精進してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
お読みいただきありがとうございます。2018年がみなさまにとってかけがいのない1年になりますよう祈念いたしております。