花火の夜 ドンドコドン

お盆も過ぎ夕暮れが早くなりました。昨日は北陸の家から花火を見ました。東京はドンヨリでしたが、北陸は幸い晴天に恵まれました。

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この日をみんな楽しみに待っておりました。花火職人さんはどんな気持ちで作ったのかな…。手仕事っていいな…花火っていいな…沢山の人に素敵な一夜をありがとうございました。

お読みいただきありがとうございます。

pine tree – pine for your true self -pine away ☆彡

こんにちは、いよいよお盆ですね。帰省中の方、お仕事の方、ご自宅でごゆっくり
お過ごしの方…みなさまそれぞれだと思います。
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今日は北陸からの移動の途中で京都で友人に会ってランチをいただいてこれから東京に帰ります。

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img_5527img_5544お茶の花火?水中花みたいなお茶を頼みました。初めは葉っぱだけで閉じているのですがみるみるうちにポットの中で開花です。移りゆく視覚がキレイで驚きました!その名も“over the rainbow”ネーミングからして素晴らしい。

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私はピンポイントで北陸と新宿にしかいないので、京都に立ち寄れて同業者以外の友人とお話出来ただけで本当にこころが満たされました。

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今日は「松」pineについて考えて見たいと思います。松というと盆栽のイメージだったり、防風林のイメージだったり、松ぼっくりのイメージだったり…。松葉は二股に別れて尖っていて、子どものころはイタズラでチクチクして遊んだりしていました。

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常緑樹のため冬でも緑のままでいてくれるだけでなんだか感謝です。

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北陸のマンションの下は松原が広がっております。海の近くの松原は夏への入り口のようです。

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英語にすると松はpine treeです。pine単独ではなくpine forになると、焦がれるとか、〜を思って苦しむという意味になります。 pine awayになると悲しみのために活気を失ったなどの意味になります。exhaustのような意味でしょうか…。

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チクチクの葉っぱでいつも緑レンジャー。松の葉はチクチクで自分を守っているのでしょうか。松の葉のチクチクの中には松脂などの多くのお宝が眠っている気がします。ひとのこころに例えてみると、チクチクで精一杯守っている方のこころの真核に触れ合うまでにはカウンセラーにもチクチクの痛みとその奥の繊細なこころに向き合うための敏感なこころが必要だと考えています。

ハリネズミのジレンマですね…。暖めあおうとしても2人ともにそれぞれのハリハリがあります。

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チクチクにやられてpine awayになってしまうこともありますよね。

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ご自身のチクチクのなかにある脆弱性を人に見せることは恥ずかしい辛い作業かもしれえません。原始的な防衛機制は逃避や否認や投影性同一視です。その状態にあるひとは、誰かのせいにしたり、なかったことにしたりすることでやり過ごしています。松の葉のチクチクにカウンセラーがずかずかと入らせていただくことは失礼千万なのかもしれません。そのような方に直面化を促すとハリハリ攻撃によってpine awayの刑に処されます。でも、カウンセリングの中で次第に信頼関係が構築され、クライエントさんのチクチクの中の真核に入れていただけた時にはそこからカウンセリングが一気に進むこともあります。その一方で難しいのは柳のような木です。春にはには目に優しくたなびきます。そのたなびきの中は風でさえもするりとかわします。そう、柳の真核に迫ることは松よりもずっと大変で翼を持った木のように鳥みたいにふわりとさらりと飛んでいきます。ハリハリとは別な意味で難しいのです。柳タイプの方との3次元でのカウンセリングほど難しいものはありません。

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人のこころと木を一緒にはできないけれど、松のことを考えていたら思考がこんな風に流れて行きました。

img_5110ピアノも鉛筆も木を使用しています。出来上がった製品は「モノ」かもしれません。カウンセリングも「関係というモノ」かもしれません。作るのも弾くのも関係を作るのも人間です。先日私の大事にしているピアノをエンピツの後ろを使って弾いた方がいました。私の指がピアノに向かないと嘆いていたので、エンピツでもこんなに弾けるとお伝えしたかったのかも知れない…ピアノはその方にとって単なるone of productsだと考えて?他意はないのかもしれません。でも、私はその行動にとても傷つきました。私のピアノは“unique one”なのです。ピアノが上手い・技術が優秀なこと「優しい音」と「こころの優しさ」は別ものなんだと思うと悲しくなりました。別のエピソードをもうひとつ、お邪魔したクリニックで若手Dr.の机の上に座り足をブラブラさせた「非常に優秀な」Dr.がいました。医師にとって机は聖域です。「御机」ということばがあるように、大変失礼な行為です。机に座られた若手Dr.は非常に優秀なDr.に大変失望しておりました。でも、机に座った優秀なDr.に悪気はなかったと思うのです。ただ椅子が足りなかったからなのかも…。

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自分がされて嫌なことは人にもしないことって重要だけど、嫌なことのベクトルは人によって異なるので模索することってとても大変なことですね。img_5147人間性は言語よりも行動や態度に出てしまうことがあります。ひとは誰でもみな疲れている時もあるし、余裕がないこともあります。ひとりの時に100回ため息をついたり、大きな声で歌ったり、少しだらしない側面があっても大あくびをしてもほとんど問題ありません。ただ目の前に人がいる時にはちと気をつけた方が良いなと自分自身も内省しました。

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松のお話から大分飛躍しましたが、私は、優しいこころと優しい手と優しい音を統合出来るようになりたいと考えています。優しい手でも音でもこころが伴わない無粋な手であることがわかったなら私は嫌いです。私の課題はこころ由来の優しい手であり優しい音です。病院である看護師さんの手技を見ていました。彼は患者さんの表情をしっかり見守りながらも患者さんの体位が安全に保たれるように手ではしっかり患者さんの背中を支えています。優しい手はまず、相手を思う優しいこころがあってこそ生まれるのかも…。鉛筆弾きでも良い音は出るし、他のDr.の机にあぐらをかいても…ピアノは上手だし、その医師も新患さまは何ヶ月待ちなほど人気です。腕の良さとこころは関係ないのです。私の過敏なファンタジーなのでしょう。でもそのファンタジーのセンサーは大切にしたいです。このような私のような考え方は空想否認美化傾向と考えています。あまり高次な防衛機制ではありません。

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私はピアノで優しい音を表現することは出来なくても、こころスタートの優しい音が出るようになりたいし、pine away の刑にあっても私はこころについて考え続けていきたいです。そして傷ついても立ち直る力を持てる方法を模索していきたい次第です。下の形状記憶メガネ拭きのように…pine away の刑から学び優しさと愛を100倍に蓄えて復活するにはどうしたらよいのでしょうか。立ち直りの力・こころの回復力を心理用語ではレジリエンスresilienceといいます。耐久性と訳す方もいるのですが、私はレジリエンスをこころのバネやしなやかさだと考えているので、耐久性という訳語は好きではありません。resilienceの反対用語は脆弱性vulnerabilityといいます。脆弱と訊くとネガティブに思われるかも知れませんが、私は脆弱性の中にこそ優しさが根を張っていると考えております。脆弱で繊細なこころから優しさは芽生えるのではないでしょうか。

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お盆を迎えてもまだまだ暑い日が続きます。どうぞ、ご自愛ください。

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長文をお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直面化(confrontation)に対する一考察

こんにちは、あっという間に8月ハヅキでございます。

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今日は自分への内省も込めて直面化について考えてみたいと思います。結論から申し上げると、直面化(ものごとを逃げずに見つめること)という作業は非常に疲弊します。こころにイガグリを持っているような感じです。

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あまりにも辛い心理的な出来事に遭遇した時、人には健忘・回避・解離という防衛機制が生じて守ってくれます。他責(相手のせいにする傾向)も備わっており、だれかのせいにすることで心の負担から逃れることもあります。心理検査などで概ねその傾向がわかります。私は「こころ」のことを仕事にしています。かつて、何も知らされず呑気に心理検査を受けた後に友人から自分の心理検査の結果をいただいたり、逆に友人に結果を返したりしながら心理士になりました。心理検査は大きく分けると「認知」と「パーソナリティ」の2種類があります。病院ではコストなどの関係もあるので、まずは「パーソナリティ」系の検査から施行することが多く、ピカルディ3rd.でも心理検査のご要望があった際には概ねそのようにしております。

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パーソナリティの検査といっても本当に多くの種類があり、勉強しなければついていけないことも多くて…疲れてしまいます。それに、「検査なんてどうでも良いから悩みを訊いて下さい」というクライエントさまも多いのが現状です。

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あ、また迂遠になりました。失礼いたしました。今日は直面化について考えてみたかったのです。私はこころに生じたものごとや出来事から逃げない、逃げられない性格です。そして「忘れられないこと」ために、もっと大事な約束などを忘れてしまうこともあります。

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こころにaccidentが生じると没頭してもっと大事なことの優先順位がつけられなくなってしまうこともあります。

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よく上の先生や同業者から指摘されます。「そのことは忘れた方がbetterです」と…。私は「忘れな」と言われることと「心配している」そう言われることが嫌いです。「しんぱーい」とか言われると、私は心の中で「あなたみたいにeasyじゃないし」「ご心配…そりゃどうも」と反抗心を燃やすのです。

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熟考してみると特に同業者から「切り替えていきましょう」とか「忘れてしまいましょう」といわることに対する一種の「アレルギー反応」なんだと思います。私ゃ、徹底的に悩みあぐねずに機械人間みたいに「まぁ言ってもね〜クライエントさんダカラね〜」というようなよく言えば「省エネで保守的」な心理士にはなりたくないと頑なに思ってしまいます。(心配している)は当たりのことです。そんなことよりはお悩み解決思考です。

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しかし*逆説の後のbutをぜひお読みいただけましたら幸いです*クライエントさんの状態によって心配してもらうことや辛さを回避することや直面化しないことでなんとか刹那をやり過ごしていることも非常に多いと思います。刹那の連続がプロセスになります。私にはクライエントさんを「直面化」に導く権利はありません。自分と比較することも業務外のことです。ただ、私は眼の前にいらっしゃる方に中立的に関わることしか出来ません。それが、感情労働の辛いところです。「人を変えることは出来ません」と教授からよく言われたものです。

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でも「感情労働者」だからこそ、自分の感性に耳を澄まして、今繰り広げられる自分のどんな感情からも目を逸らさないこと、人を諦めないこと、人を学問からジャッジしないこと…そのためには辛いけど、こころに生じた膨大なinputを殺さず、かつ、客観性をも担保した心理士になりたいとただだ一生懸命です。

img_5402本当に未熟者で内省することが多い夏です。こんな私ですが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

Daily routines.

こんにちは、毎日暑いですね。今日は「日常の決まりごと」について考えてみたいと思います。私はここ5年間毎週新幹線に乗っています。img_4904新幹線の中での目標は「こころを休めること」です。その方法は私にとっては「音楽を聴くこと」「好きな本を読むこと」です。そして午後の新幹線ではスジャータのアイスを食べます。最近は(車内販売で)濃厚おつまみスナック「縁 ゆかり」も食べることが多いです。本は星の王子様を読むことが多いです…。音楽を聴いていたらいつのまにか涙が流れていることがあります。隣に人がいると申し訳ないのですが、いつも人のこころ向き合う仕事を生きているので、プライベートでは…ひとりにして欲しいと願うのも本音です。

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星の王子様が好きと同業者にいうと、「ふふふ」と笑われる(嘲笑っぽい?)ことも多いです。もうこの本で何冊目かわかりません。特にXXI.の部分が好きです。キツネが無垢な王子様に「unique one」のプロセスを伝える場面です。「友だちを売っているお店なんかどこにもないから、だから人間には友だちもう友だちはいない…キツネはたくさんいるけれど、他のキツネと「個」としてのキツネは違う。王子様が大切にしているバラと多く咲いているバラは違う。ただひとつの友だちになるためにはプロセスが大事だ(大分中略)肝心なことは目では見えない。こころで見る」その通りだと思います。王子様とキツネはお別れするのですが、キツネは王子様と友だちになったことで別れを哀しみ泣いてしまいます。王子様は「君が友だちになろうといったからだよ…」といい更に「損をした?」とキツネに聴きます。キツネは「いや、友だちになれたプロセスの分だけ得をした」と応えます。

子どもから学ぶという哲学的なお話だと私は感じます。

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キツネと王子様が友だちになる過程は、大好きなWinnicott先生の「unique one」の考えに通じると思います。

音楽や本に没頭して楽しむことって、とても難しい。没頭していて新大阪にまで行ってしまったこともあります。時々アナウンスや車窓を眺めて(浜名湖オッケー!名古屋そろそろ支度!)と現実の時間もみておかなければ…電車は止まってくれません。img_4800

時間軸での迷子…注意欠陥症、自閉症スペクトラム、解離症によく見られる症状です。ここは何処。今何時。というか今日って何月、私は何歳…あれ、こんなもの買ったかな…何が現実で何が空想なのか。そのような現象が生じます。私もそのような症状に親和性があるのだと思います。気付いたら「概ね」帰宅していたり、人にご迷惑をおかけしないで「so so」予定をこなすことが出来ているから良いかと考えることにしています。

仕事が上手くいかなかったこと…これからのこと…多くの人からいただいた関係性…上手くいかないことや不安なことが頭の中をぐるぐるすることもあります。

そんな「ひとりでいる時間」を大切に出来る「ひとりでいる能力」が足りない自分自身を内省することも多いです。

災害時の心理的介入にも共通するらしいのですが、大切なことを教わりました。自分を大切に出来ない人には「こころや身体の支援」は難しいということです。

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大切だけど、私にとって「私を大切に出来ない弱さや回避」を精神分析家の先生に話したしたところ、先生は「それは、あなたが他者の関係性に依存しているからです。もっと徹底的に自分の弱さや実存的な不安の淵と向き合うことができない限り、あなたは今後も上部だけのニセモノを生き、クライエントさんにも偽善を提供することになる」とご指摘いただきました。確かに…そうです。グーの音も出ない鋭い解釈でした。しかし、私は「分析家の先生からのご教授をそのまま受け入れるのではなく、私なりのものに変えていきたい」と考えるに至りました。そう、だって分析家のセンセイの言うことに従うこと自体が「自分の弱さ」なのです。

分析家の先生からは私が「主語を〇〇さん(人)とか△△という(関係性)」にしか出来ない私の弱所や短所を教わりました。大人になるとあまり他者からの評価をいただくチャンスがなくなります。自分の短所や弱さも知り、自分なりに解釈し臨機応変に臨床場面に活かして参りたい所存です。


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知人達と一緒に食べる約束をしたフカヒレの姿煮…。諸事情により一緒に行けなくなってしまったので贅沢だけど独りで食べました。近所の庶民派中華屋さんで「ママ」に特別に取り寄せていただきました。約束した知人達と一緒に行きたかったです。ひとりのフカヒレは淋しかったけど、行きつけのママとの約束重視で!

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暑い季節が続きます。涼しいところで身体もこころも「cooling」したいですね…。

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お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

ノウゼンカズラとバニラスカイとアミニズム

こんにちは、蒸し暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

ノウゼンカズラの季節になりました。バニラスカイに溶け込みそうになりました。子どもは物や天気が生きているという思考過程を経ながら成長します。J.piagetはこのような思考を「アミニズム的思考」と捉えました。成長の過程で多くの「大人」雲や花に気持ちはないと考えるかもしれません…。しかし、このような心的成長の過程にこそお宝も眠っているかもしれません。私は、心が幼いのか…仕事上論理的な思考が求められるからか…プライベートではいつの間にかアニミズム的に考えていることがあります。


img_4753そもそも、どっちが空でどっちが陸なのか…。図と地という二次元を超えたたった今の雲の動きをひたすら「キレイな空だなぁ」と思って眺めておりました。ロールシャッハテストではどう解釈するべきかなどを考えてしまうのですが、仕事のことは忘れてアミニズム的に考えてみたいと思います。

あっという間に雲は姿を変えていきます。こころの中で「アンコール」をお願いしましたが雲はもう見せてくれませんでした。「今だけ、1回だけだよ」と雲に語られた気持ちになりました。(さようなら雲さん、また会おうね)「僕と君は一生鬼ごっこだよ」と笑顔で駆け抜けひとりぽっちおいていかれた気持ちになりました。

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ノウゼンカズラさんとお話しました。(去年以来ですね)「あら、どなたさまかと勘違いされてるのでは。私は貴方を存じませんわ。お初にお目にかかりますわ」(違う方なんですね。申し訳ございません。花脈が素敵ですね)「失礼ねぇ、あなた。花脈ってなによ。毒蜜で蜂を呼ぶわよ」(大変失礼いたしました。蜂だけは苦手なんです。今後気をつけます)「私を他者と比べたら赦さないわよ。部分ではなく私の全体の美を観なさい」(お美しい…)

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「夏至は過ぎてしまった」と冬を憂える方、「これから夏を楽しむ」と夏の予定を楽しみにされる方、「ただの1日が夏であるか冬である」「冬を楽しみ」に待たれる方、多くの方々とお話させていただく日々に感謝しております。真っ赤なさくらんぼと勉強の後のお弁当美味しくいただきました。

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季節柄どうぞご自愛ください。お読みいただきありがとうございます。

 

棚機女にできること

こんにちは。もうすぐ七夕ですね。七夕の飾りを見ると「祈ること」について考えます。人間の人生って祈ることしかできないことっていかに多いことか…。子どもたちの可愛い飾り付けを見てそう考えました。相手の変化を望んだり押し付けないこと、自分の価値観は傍に置くことの大切さは念頭においているつもりでも…つい目の前のクライエントさまに熱が入り過ぎてしまうことも多いです。

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自分なりに努力してもそれが自己欺瞞に過ぎなかったり、無意識に相手に何かを望んでいた自分もいることを反省しています。

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それでも七夕の日には短冊に書きたいです。「残された人生をこころのために使えますように」「自分を大切に出来ますように」「大好きな音楽が上手くなりたい」

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欲張りな棚機女ですね…。お願いはひとつだけかな。みなさまの願いが天まで届きますように。

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お読みいただきありがとうございます。

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堂下守三さん(架空のクライエントさんです)

今日は堂下守三さん(60歳代後半男性)についてお話させて下さい。

細身の紳士。糸の細かい高級そうなジャケットに清潔感のあるクレリックシャツにサスペンダーという「歩くwall街」のような方です。そう、カフスボタンはホワイトゴールドの金庫の形のものでした。時計もフランクミュラーかな。成功者ってこうなんだなぁという印象でした。img_2215

堂下さんは「経営者」で、Silicon Valleyで業務拡大する際にご友人と新しい会社を設立しようと思っていて、その会社名やスタッフ確保をどうするかということに関してのご相談でした。“dodger room”という名前はどうかと訊かれたときには、堂下さんのDだと思い、「面白い名前ですねぇ」などと深く考えずにお応えしておりました。「経営者っていうのは、自分の社員に働いてもらい、任せることはまかせて自分ではつねに新しい企画を考えことが鍵なんだ。おれも時間がある時にはここで君のカウンセリングみたいなもの…を利用して何かヒントになるものを探す。欧米ではそうだからね」。

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堂下さんは非常に博識で、私なんかでお役に立てるのか…こんな古い事務所で…不安だらけでした。それでも堂下さんは何度も訊ねて下さり、愛車のロールス・ロイス、メルセデス・ベンツ、イギリスのTVRを所有しているが今度はローバーのディフェンダーを購入したいが車庫だけで何十万円になること…事業が上手くいきすぎて心配なこと、日本に生息するゴ●●リ、cockroachの種類と集合フェロモンの仕組み…それはそれは実り多い知識を沢山ご教授いただきました。

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興味深かったのは、必ず堂下さんはカウンセリング中に私に持参したクラッシックのピアノのCDを聴くよう依頼されたことです。(今はアップルミュージックとか、YouTubeとかあるんだけどなぁ)と思いましたが、業務の一環だと考えご一緒にポータブルCDプレイヤーで聴かせていただきます。初めて聴く曲に「私のこころの耳」が興奮して踊り出しそうになったり、大嫌いな曲も否応無しに聴かなければならないこともありました。私の興奮が伝わったのか、ドビュッシーの小組曲のCDは堂下さんがプレゼントしてくれました。以来、私の脳は嫌なことがあってもこころにMenuettを流せば大丈夫なほどのお守りになっています。img_2220堂下さんに心理士としてどんなお役に立てているのか考えあぐねていたある日のことでした。いつものように明るく話してた堂下さんが突然、しばらく下を向き沈黙したと思ったら泣き崩れてしまいました(かなり長い沈黙だと感じました)。(え、堂下さん‼︎)私はただティッシュを渡すことしか出来ません。「人間というのは…全部嘘なんだ。ウソだけでコ・・ウ(ヒック)セイされてる。この時計もよく出来たニセモノだ。学歴も仕事も嘘をついてきた。君のところは保険証はいらない。オレは東大の受験がない年だったから早稲田に行ったと話した。キミは、いや失礼だな、貴方は、なんでそんなおれに気付いてくれなかったんだ…それとも気付いてたのか」私は心の底から驚き何も言えませんでした。堂下さんは鼻をすすり泣きながら続けます「…人生の失敗者だ。成功してる奴らを怨んでいる。なんで他の奴らみたいになれなかったんだ。envyもある。おれは単なるサラリーマンのイエスマンだ。しかもまた社内…で…左遷されて…窓際族…お祓い箱ってやつだ。君に幸せそうに写った家族写真を見せたこともある…。アレも合成だ。会社の近所の写真屋に今日とは違う偽名で頼んだよ。窓際族はヒマなんだ。経営者もそうかもしれんが…。家ではカミさんからも子どもたちからも相手にされない。飯だっておれの分だけは作ってもらえない。朝はひとりで吉●家で定食を食べてるね、淋しい人間なんだっていうことだ。ここだけが『おれの嘘と夢』を語れる場所だった。それにアンタは仕事だから付き合った。おれは君の時間を買ったということ。それ以上でもそれ以下でもなかろう」。私は言葉に出来なくて黙りこんでしまいました。

オザワノアタマハタダイマコミアッテオリマスモウシバラクオマチクダサイ。

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沈黙の後、やっと出て来たひとこと目…明るいトーンで「堂下さん、ドビュッシーの小組曲のMenuettのCD聴きませんか」。堂下さん「小澤さんが気に入って前に上げたやつか」私「はい。どんなに嫌なことがあっても、あの曲のおかげで私は乗り越えられています。堂下さんがどんなお仕事をしているとか、成功者とか…分からない。そういうことより、知らないことを教えていただいたことの方が嬉しかったです」堂下さん「笑ってごまかすな。大事な話をしてるんだぞ。こんな嘘つきは嫌いか」私「ウソを嫌う理由はありません。ただ、心理士として私、お役に立てたのか…」堂下さん「憧れのおれを演じさせてもらう最高の場所だった」私も淋しくなって「…過去形なんですね」堂下さん「また来ても失望しないということか」私「もちろんです。また色々なこと教えてください。さっきウソって堂下さんはおっしゃったけど、TVRだってドビュッシーだって実在します。知らないこといっぱい堂下さんに教わりました。それはウソではありません。ネットで勉強しました。カッコ良い車です。ローバーのクルマ?だって最高な車で泥が似合う高級車で、アフリカに行きたくなりました。私は仕事の時はここにいることしかできません。堂下さんから教えていただいた全てが、ウソも含めて…この部屋から出られない私にとっての堂下さんで」堂下さん「キミも不幸のナカマか。幸せは大丈夫なのか」私「幸せ…っておっしゃいましたか…わかりません。主観的にはoptimistでないことは確か。悶々とどうにもできなかった過去のことをくよくよ考えることも沢山あります。(沈黙後明るく)でも、ドビュッシーがあるじゃないですか!」。堂下さん「誰が笑っていいと言った。それはお前さんが、ドビュッシーの一曲だけで喜ぶ無知な人間なだけだ。知りすぎた不幸の方がはるかに辛い。オマエさんよぉ、ハカセなんだろう。イツワリを生きるメジャーの人間か。そうやっていつも笑って逃げるな。今日の最後にアカデミックに教えろ。おれは病院に行った方がいいのか。ウソつきの『病』を何ていうんだ。いいか。絶対に笑うなよ。今のおれの質問に真面目に答えろ」堂下さんのこんな表情は初めてでした。私はその時の堂下さんを初めて怖いと感じたし、応答にも困りました。カウンセリングにシナリオはありません。img_2221私(low voiceで真面目に)「心理士に法的に診断をする資格がないことを初めにお断りさせていただきます。心理士は人を健康的な側面から考えます。ですから、堂下さんを「豊かなfantasyへの没入傾向があり、防衛機制としては合理化や知性化が優位になっている傾向が見られると考えます。また、堂下さんが嘘をつくことによって何らかの利得を得ようということなら、それは「疾病利得」と言って、症状を利用している可能性もあるかもしれません。敢えて堂下さまの症状に名前をつけるのだとしたら…。

堂下さんには、『空想虚言症(pseudologia phantastica)』の傾向があるかもしれません。病院に行く必要性については、嘘をつくことによって堂下さんがご自身で抑うつ気分や不眠症状や抑うつ気分などの二次的な症状が出現してからで私は良いと心理の立場からは考えております」。

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堂下さん「ハハハ。オザワハカセさんよ。やっと笑わないで真面目に応えたな。限界か…。もうひとつ確認事項だが心理士の仕事というのはホワイトカラーなのか。それともピンクカラーか」私「…アサギイロワーカーというところでどうですか」堂下さん(やっといつものように)「おれが教えた色を真似しおったな。浅葱色か。今日のところは赦してやる。金を払ってこれからも教えてやろう。少なくとも堂下守三は偽名だ」。

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(えっ!)堂下さんは「フランクミューラー『風』」の時計をしっかり見つめ時間丁度に席を立たれました。堂下さんが去った後、空の椅子 empty cheirを片付けながらふと気付きました。

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(会社の名前、dodger room…ってドッジボールみたいな名前。あれ、待てよ。dodgeってどういう意味だっけ。辞書を引いた。あっ、ヤラレタ。dodgeは身をかわして逃げるとか巧みにひらりと逃げるというところからきたんだ。堂下さんのDでもアメリカの野球チームでもないんだ‼︎ で守三は守る空間?…room?で、モリゾウか‼︎ヤラレタァァ。あぁ「アサギイロワーカー」まだまだだなぁ。そういえばdodger roomのこと、みなまで言わすなってずっとおっしゃってたなぁ。本名はなんというのだろう…)とドビュッシーのCDの蓋を閉めながら考えていました。堂下さんの高機能についていけない私は「お金をもらって」教えていただいるのですね。

精神療法について、かの有名な中井久夫先生が「娼婦」との類似性を指摘しております。精神療法、心理療法の時は2人で濃密な時間を少なくともその時点では過ごしているからです。

私はいつも目の前にいらっしゃる「たったひとりのクライエントさん」とひたすらに向き合うことを重視しています。

上から目線や病理で考えるような「教育的な」心理士にはなりたくありません。

たとえそれが過剰サービスと言われても…。私の中ではピンクではありません。

長い物語をお読みいただきありがとうございます。堂下さんのますますのご活躍を祈念しております。

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量子跳躍 quantum jump vs 丁寧にいきること mindfulness

こんにちは。気付けば夏至も終わっておりました。今日は時間を大切に出来ていない自分を見つめ直してみたいと思います。

ピカルディ3rd.のある建物は築年数何と50年近くです。毎日住民が花に水を与え、近隣住民のコミュニティもほのぼのしています。古いけど管理が行き届いた建物は大好きなのですが…ひとつ難点があります。それは「生活音」が響きわたるところです。img_4352

事務所にはドラム式洗濯機が置いてあるのですが、普通に昼間洗濯をしていたら下の方から「何か特殊な作業をされてるのでしょうか」と心配?クレーム?がきました。「洗濯機です」とお伝えしたところ「…なら良かったです」とのこと。これは事務所で洗濯機は夜は使ったらダメだなぁと。

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忙しいうちに洗濯物がたまってしまいました。あぁダメ人間辺と情けなく思いながらとぼとぼ歩いて45秒のところのコインランドリーを利用しました。久しぶりのコインランドリーにはいつの間にか両替機がついていました。

知らなかった。洗剤や柔軟剤を買って両替してしまいました。

私はDowneyのAprril freshが好きなので事務所から持参していったのに。

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両替のために無駄遣いをしてしまった。待っている間、キャッチフレーズをずっと眺めていました。少量で強力パワー。

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new クリアパック36 除菌剤配合も配合とのこと…。ふむふむ。

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アメリカ生まれの柔軟剤…にしてはレトロでファンキーです。

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しかし、コインランドリー利用からの学びも多かった。心理士の制服?自分の衣類を確認しました。以前に「心理士さんってチェックのシャツにコットンパンツが目印だよねぇ」と。そのご指摘を受けた方も同職でしたが、madam!maman!ハイブランドの服にパールのネックレスという出で立ちでした。

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私もそうならなくてはいけないのかと学生時代に真剣に考えました。デパートで洋服を選んでこんな感じかなぁと真似したこともあります。そんな当初、上がパンフレットに掲載した写真です。実物が異なりクレームが来たこともありパンフレットの写真もかえました。「助手ではなくて小澤と会いに来ました」恥ずかしい限りです。近所でお世話になっている関係者も笑いを隠せない様子でした。必死…試行錯誤でした。

思い返せば当時、開業心理士になる気満々で憧れしかありませんでした。今、その目標が叶いました。学生時代は病院での臨床実習だったのでスカートは禁止でしたし、病棟の沢山の鍵を預を失くさないようにズボンのループにガチャガチャ鍵を付けてなくてはなりません。そして病院では走る!(◎_◎;)とにかく動かなくてはなりませんでした。

私はその実習以来こっちが断然好きです。実習では本当に学びも大きかったです。コットンパンツにスニーカーではない靴というのが私の制服になりました。(チェックのシャツでごめんなさい)(コットンパンツですみません)でも私は襟付きのシャツとコットンパンツでこれからも働きたいです。もっと言えばニット帽とデニムが好きですが、あんまりだとクライエントさんに申し訳ないので…。気をつけます。マインドフルネスにシャツをたたみながら考えました。(上手くいかないことも多いねぇ)(シャツのたたみ方がなってない)(あぁピアノが上手くならないかな)(色々なことに手を出し過ぎなんじゃない)などなど。

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不潔にならないように気を付けつつ、dress upは…やんごとなき事情の時だけは心がけることは気を付けてなくてはなりません。気付けば夏至も過ぎておりました。

私の前にいらっしゃるクライエントさんは「ただひとり」。そして私も「ただひとり」そんな関係を過ごすこと、心理士の仕事は「感情労働」です。「私自身のこころの消耗」にもしっかりと目を向けていなければ、量子跳躍のようにどこかにこころがjumpししてしまうかもしれません。そのためには今この瞬間を大切にmindfulnessに生きたいものです。

事務所マンションの一室には大切にブドウを育てていらっしゃる方がいらっしゃいます。昨年はブドウを盗まれてしまうらしいです。今年はどうか心の保養のためにもう少し成長を見届けさせてください。
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お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

ミィちゃんのこと

気付いたら6月、水無月も半ばでございます。あっという間の5月でした。

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今日はミィちゃんのお話をさせてください。ミィちゃんはどこにでもいそうな野良のマンション猫でした。おっとりした男の子でした。私はミィちゃんの生き方に憧れていました。それはどれだけ意地悪をされても懲りない、メゲないで人を信じ抜くところです。そんなミィちゃんと会うことは楽しみのひとつでした。

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ミィちゃんは誰にでも懐いていきます。「ニャー」といってすり寄って来ます。時には抱っこを迫ってよじ上ってきました。私はミィちゃんに食べ物を上げたことはありません。ミィちゃんは地域のみんなから愛されているので色々な方にゴハンももらっていたのでしょう。毛艶も良く事務所の下でのんびり毛繕いなんかして本当にほのぼのしていました。

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ある日、ミィちゃんの毛が濡れそぼっていたことがありました。そんなこと御構い無しミィちゃんは「ニャー‼︎」と寄って来てくれました。濡れている毛のところを見たら誰かがイタズラしたのでしょう。沢山のガムが付いていました。自分で毛繕いをしたと思うと悲しくて涙が出ましたが、ハサミとブラシでガムを取り除きました。(あぁ、これでミィちゃんが人間嫌いになりませんように)と祈るばかりでした。

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心配ご無用です。ミィちゃんはどこ吹く風で「ニャー」とまた来てくれました。良かった…。次に目撃したのは近所の子ども達がオモチャの鉄砲でミィちゃんを攻撃しているところでした。さすがに頭に来て「止めて!」と言いました。ミィちゃんはそっと何処かに居なくなり子どもに訊いてみました。「ミィちゃんは悪いことしてないと思うんだけど可哀想じゃない」子どもたちは笑っていなくなりました。ミィちゃんが人嫌いになって、私のところにも寄って来てくれなかったらどうしようと「私のこころが」淋しかったんだと思います。

下の子どもは金魚すくいのポイに穴を開けようとする見知らぬいたずらっ子です。おそらく悪意はないのでしょう。

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下は近所にあったネコ専用ドアです。

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でも、その後もミィちゃんはずっと健気でした。他の猫たちとは上手に距離を置き、多くの人に可愛がられ時々私にも挨拶に来てくれました。

適応の上手さ。言い換えれば過剰適応。さらにいうなら解離性症の可能性や愛着障害の可能性もあったミィちゃん。ミィちゃんのこころの中はわかりません。でもミィちゃんは振る舞いが強かった。そんな健気なミィちゃんが大好きです。

私が東京にいなかった時に管理人さんから電話をいただきました。

「ミィちゃんが亡くなったの。突然だったから、獣医さんに連れて行っても間に合わなかったんです。でも、マンションのみんなでお見送りしたからね」との言葉をいただきました。「オミオクリ、おみおくり、omiokuri…」頭の中はグルグルです。img_2112

最後に見かけた時は元気で時にはマンションの中まで入り込んでみんなに愛嬌と癒しをくれたミィちゃん。ミィちゃんの代わりはいません。ミィちゃんはミィちゃんだけなのです。悩みを抱えた人に対して応えを出そうとする人もいます。「明日は来るよ。良い思い出としてさぁ」と。いや、私にはできない。何度でもミィちゃんを思い出せるようになります。

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「突然の死因が誰かに意地悪されてなかったらだったらいいなぁ」と友人に話したら、「それでもミィちゃんは誰も恨まないよ。向こうの世界に行ってもみんなから可愛がられているさ」と友人は言いました。

人のこころと向き合うとミィちゃんを可愛がってくれる方ではなく、ネコや弱い人を虐めることいるという方にもお会いします。それでも私は自分の価値観は傍に置いてその方と向き合わなければなりません。思えば、私も急いでいる時はミィちゃんに構っていられないこともありました。

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たくさんの思い出と何があっても生涯人を信じ続けたミィちゃんのことはずっと忘れません。今後もこの仕事をしていく以上、多くの裏切りや悲しみにも遭遇すると思いますが、ミィちゃんをお手本に「こころが大好き」と胸を張って言えるカウンセラーになりたいとこころに誓いました。

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そんな中、病院に生後間もない子ネコの兄弟が捨てられていました。スタッフの方が育ててくれることになりました。兄弟で幸せになってくれることを祈るばかりです。

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ミィちゃん、ありがとう。お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

特急ゴールデンウィーク

こんにちは。ゴールデンウィークもあっという間に過ぎてしまいました。みなさまはいかがお過ごしでいらっしゃいましたか。連休後にルーティンワークに戻ることはなかなか大変ですね…。気圧の変化に伴い片頭痛や眠気などの不定愁訴(身体も心も含めた様々な症状)も多く出現するとのお声もいただきます。

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こどもの日、憲法記念日…私は親戚の子供たちと動物園に行ったり、鉄道博物館に行ったり、UFO Catcher をしたり…。数日間は仕事もしたり。img_3708

デパートや人が大勢いる所に行くと私は落ち着かつかず、その夜はくったりしてしまうことがあります。親戚の子供たちの前ではUFO Catcherを頑張ったり、動物園でも一緒に楽しく過ごしました。私はUFO Catherが案外得意です。秘訣は店員のお姉さんやお兄さんとこっそり交渉することです。子どもたちの喜ぶ顔を見れることは楽しいことです。

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UFO Catcherをしている時やだれかと一緒にいる時はその場にコミットしているんだけど、そのなかにはどこか冷静な感情もあって、独りになったときになんともいえない虚無感と安堵とにくったりすることもあります。英国の小児精神科医であるD.W.Winnicottは「ひとりでいる能力」について、ひとりでいることは辛いし淋しいことだけど、その中に情緒発達の可能性が秘められているとおっしゃっております。こころの発達の上で大切なプロセスだと私も考えております。

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この連休でしかできないことをたくさん経験できました。

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私の多忙と落ち着きのなさを知っている友人にお弁当の差し入れとこころの差し入れもいただきました。相談室に飾らせていただきます。

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コンサートに行くことも出来ました。Real matchは“Unique One”なものでした。録音ではない生演奏はわたしにとって忘れることのできないこころの糧となりました。

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マインドフルネスに聴くことで解明出来ない感情がたくさん生まれてきます。そこで生まれた色々な感情を無視せずに大切にしていきたいと思いました。

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コンサートでは憧れのDr.松本俊彦先生のお姿も…。メディカリーな心理士になりたいと考える大切さを講演でご教授いただいて以来から大ファンの先生です。あつかましくもお話させていただきました。とても嬉しかったです。患者さま思いで難しいことをわかりやすく発信する力と専門家に向けての講演なども行いながらファッションをもステキに決めるパワーはどこからきているのだろうと改めて感服するばかりです。

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暦の上はお休みがあったとしても、私たちには身体はもちろん、メンタルにもお休みはありません。会いたい友人や家族サービスも満足にはいかなかったかもしれません。しかし、こころの栄養と視野の片隅にある漠然とした淋しさのようなものも自分の中で感じつつ「たったひとつの経験」を過ごすことが出来た「2017年の連休」に感謝して日々の現実的時間とこころ時間の両方を大切に出来るように努力してまいりたい所存です。

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世の中の多くの方にとっては連休であってもひとの身体もこころも常に動いていること、楽しいことだけにコミットするのは私らしい臨床像ではないことを改めてこころに刻みこれからも臨床に臨みたいと考えました。

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お読みいただきありがとうございます。