Tassies Lil Domingo

今年10歳になるオーストラリアンラブラドゥードルという犬種の日本では未公認、言い換えるとミックス犬なのですが、オーストラリアのタスマニアから来たDomingo(ドミンゴ)という犬と生活を共にしています。

「こころに日曜日を」与えてくれるような存在になって欲しい気持ちでドミンゴと名付けました。オーストラリアンラブラドゥードルの長所はまず、毛が抜け落ちません。体臭が少なく、性格はフレンドリーです。アレルギーフレンドリーでもあります。
ここ数年、介護業界でもラブラドゥードルの特性を活かしたアニマルセラピーが盛んに行われてます。
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私は現在週に数日北陸の精神病院で働いており、周囲の理解もいただき、ドミンゴは警察犬訓練士の先生と一緒に週に3回病院でセラピー犬として働いています。

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患者さまには動物が好きな方も嫌いな方もいらっしゃいます。訓練の途中では先生に耳を引っ張られたり、足裏をつねられたり、テッシュをぶつけられたりする訓練過程を見ていて、飼い主としてはこころが痛みました。

しかしドミンゴがいらっしゃる患者さまに可愛がってもらったり、犬がお嫌いな方に危害を加えないためには大切な訓練でした。

今は立派なセラピー犬になりました。共に歩んでくれたドミンゴに感謝しています。彼女もいい年になりました。
来年にはセラピー犬を引退してばぁばのところでゆっくり過ごす予定です。

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動物と人間の絆についての臨床を行うことが私の心理士になるきっかけでもあり、長年の夢でもあったので、夢が叶ったことに感謝し、ドミンゴも私もtherapy中は一生懸命、プライベートでは思いっきり楽しみながらこれからもドミンゴと一緒に頑張っていく所存です。

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お読みいただきありがとうございました。

 

キンモクセイの香り

キンモクセイの香りを嗅ぐと澄み渡った空と秋を感じて、凛とした気分になります。

あんなに小さな小さなオレンジ色の花からどうしてあんなに遠くまで香りが届くのだろうと不思議に思います。

北陸は今キンモクセイが満開です。
愛犬の散歩中もキンモクセイの芳しい香りがするので愛犬と一緒にキンモクセイの在り処を探しに行くのですが、思ったより遠く高いところで咲いています。

キンモクセイを見つけて鼻を花に近づけて思いっきり香りを嗅ぐのですが、そうすると意外と香らないんです。

むしろ少し離れてキンモクセイのことは考えないで歩いている時の方が、香りがふわーっと漂って入ってきます。え、キンモクセイどこにあるんだろう!と探すことが期間限定の楽しみになっています。

キンモクセイに限ったことではないけれど、何かの匂いや香りと思い出って非常に結びつきやすいですよね。

キンモクセイの香りは私にとって「子どもの時の運動会」や「どこまでも澄み渡る高い空」「大切な友人たち」を思い出させてくれます。

これからも一歩ずつ人生を歩んでいく中で私にとってキンモクセイは多くの思い出のメッセージを送り続けてくれるのだと思います。

私たち現代人はとても多忙です。その多忙な日々で大切なことをたくさん忘れてしまうことも多いかもしれません。

たった今ご自身に起こっている現状やご自身の気持ちを「観察」して「体験」して「言葉にする」ことを「マインドフルネス」といい弁証法的行動療法スキル習得の上では大切にします。

思うままのことに価値判断せず、こころを研ぎ澄まし、自分の感覚を思いっきり感じてみることはとても素敵なことです。

是非、お好きな花を見つけたら、お好きな木を見つけたら、美味しい食べ物をいただいたら「マインドフル」に心も研ぎ澄まして「ご自身の気持ち」を感じて味わってみるのはいかがでしょうか。

キンモクセイがいつもの季節にいつもの場所に咲いていてくれることに感謝し、たった今のキンモクセイのふわりと漂う香りをこころいっぱい味わうことで、私もたった今を生きていること、幸せなことだけでなく大変なことも大切にしていきたいなぁと考えさせていただきました。

キンモクセイさんありがとうございます。

そしてお読みいただきありがとうございました。

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箱庭ってなぁに?

W720×D570×H14mmの国際規格の箱があります。

箱の内部は水色に塗ってあります。その箱の中の砂を触ったり動かしたり、中にお好きなアイテムを入れていただく言葉を使わないセラピーのひとつです。

湖や海のようにしていただいたり、山などの風景などを作っていただくことも出来ます。

ピカルディサードでは潤砂という水を使わずに造形を楽しめる砂と、南国気分なクリスタルサンドの2種類の砂をご用意しております。

 

hakoniwa1※潤砂

hakoniwa2※クリスタルサンド
クライエントさんによっては「砂」の持つ感覚が嫌いな方や、箱庭に恐怖を感じる方もいらっしゃいます。

箱庭に限ったことではありませんが、クライエントさんのこころにグサっと突き刺さることを、専門用語で「侵襲性が高い」と表現します。

ですからどんな心理療法も慎重に見守られた中で行うことを心がけ、いざという時には中止して速やかにクライエントさんの恐怖や不快感情を除去出来るように心理士は努めなければなりません。

クライエントさんのこころがいつもの状態より少しだけ子どもっぽくなることを「退行」と言います。

退行にはいくつかの種類があります。

カウンセリング場面で意図的に退行が促進されるように働きかけることを治療的退行といいます。退行の加減は大変難しく、カウンセラーである私もクライエントさんと一緒の世界観にご案内していただいているような気持ちになれなければカウンセリングでの深まりは難しいと私は考えています。

その一方でクライエントさんとカウンセラーの関わりが深くなりすぎて、私がカウンセラーという立場まで見失ってしまうと、面接時間を冷静にチェックできなくなってしまたり、クライエントさんとの感覚的な時間や情動の中で一緒に迷子になってしまうこともあります。退行はカウンセラーにも一緒に起こり得ます。しかし、そこは私はプロにならなくてはなりません。次のクライエントさんをお待たせしてはいけないし、退行をしすぎることでクライエントさんもパワーを使いすぎて帰り道で怪我でもしてしまったら大変です。退行には良性のものと悪性のもの治療に必要なものなど色々な種類があります。

カウンセラーとクライエントがある程度信頼関係におかれた中で生じる「遊び」や「ゆとり」として退行が生じることは私にとって大歓迎です。

今日のテーマである箱庭もクライエントさんの退行を促進する療法のひとつかも知れませんし、箱庭はハイリスクな療法のひとつかもしれません。

カウンセラーが支持的・共感的なことなんて心理士としては当たり前だと考えています。「支持」や「共感」は常にベースに持ちながら、クライエントさんの理解を深めるための「退行」を扱う勇気があることも時には心理士にとって必要なのかもしれないと私は考えています。

臨床心理士や医師の中には箱庭が大っ嫌いな方々もいらっしゃいます。
その理由を訊くとクライエントさんにアイテムを投げられてカウンセラー自身が危険な体験をしたり、クライエントさんに危険な退行をされたからとのことでした。

実際、勤務先の病院では心理科一同から箱庭を退けるように指示を受けてしまい、病院内では私の面接室に所狭し…箱庭棚とアイテムが並んでおります。

そして私が箱庭をしているというとユング派ですか?とか言われたり…。ユングは好きです。でも、箱庭=ユングなんて発想がpoorだなぁって私は思います。箱庭療法のスタンダードな使い方は何度も箱庭をしていく中でクライエントさんの変化を見ていくことかもしれません。

しかし、私はスタンダードではない様々な使い方さえもセラピーの中で積極的にご提案させていただきます。

実際にカウンセラーが箱庭を使うかどうかは別として大学院の相談室や心理療法の相談室に箱庭の設備があることは大切だと私は考えております。

子ども逹に大切なアイテムを埋められてしまったり、箱庭どころか、そこいら中の床にアイテムを置いて表現してくれるクライエントさんも、お話出来なくても非言語な箱庭の中だからこそ対話出来ることだってあります。

私自身も独り箱庭を作成してカタルシスを得ることもあります。

ということで!
是非、秋の夜長、芸術の秋に箱庭療法はいかがですか。
秋も深まり寒さも増して参りました。お風邪などひかれませんように。
お読みいただきありがとうございました。

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無料より怖いものはない。

 

こんにちは、今日は無料ほど怖いものはないというテーマでお話しさせていただきます。今でも忘れることの出来ない辛い思い出があります。私が小学生の3年生の時の話です。当時は新聞の広告を見るのが大好きな子どもでした。

近所のペットショップで「インコのヒナを先着50名無料プレゼント」という広告を見ました。当時は集合住宅に住んでいたため、犬や猫の動物は飼うことができませんでした。しかし、同じ団地内では小鳥やハムスターは飼っていた方も多かったので、子どもなりにインコなら大丈夫だと思いました。妹と一緒に100円玉を握りしめてバスに乗り、朝早くペットショップに行きました。私たちはインコのヒナを小さなケーキの容器のような紙の箱に入れてもらいました。ペットショップの人は次にこう言いました。「ヒナはただだけど鳥かごやエサがなければすぐ死んじゃうよ」。私たちは困りました。無料なのはヒナだけで、ヒナ用の給餌キットや鳥かごなどの必要な物品は有料だったのです。

「お金…今ありません。あとでまたお母さんにお金をもらって来ます」。そう応えました。妹とまだ羽毛の生え揃わない濡れそぼった裸の色をした雛を見つめて、「可愛いね、早くお母さん帰って来ないかな」。などと甘い考えで仕事帰りの母を待ちました。

母が帰宅するや否や「ヒナを返してきなさい。あなたたちに鳥を飼う資格はない。エサのやり方も知らなければエサもないじゃない」。私たちは母に懇願します。「お願い、面倒を見るから」。「エサのやり方もわからずに生き物を飼うようなことは許さない。返してきなさい。」。そんなやり取りが続きました。しばらく妹とふたり、外に出てどうにかインコを飼うことが出来ないか子どもなりに検討しましたが、結局ペットショップにインコのヒナを返しに行くことになりました。ペットショップのマスターには私たちから「すみません。お母さんにダメって言われて返しに来ました」。と伝えたところ、「返品はお断りですよ。あの後何人も欲しがっていた人がいたんだから」。と言われてしまい途方にくれていました。

そのやり取りをしている途中でヒナは箱の中でひっそり息を引き取っていました。

その後、泣きながら妹と2人で団地の庭に「鳥のお墓」を作りました。

鳥のヒナはひとつしかない命でした。その命を守るためには有料の給餌キットも籠もお世話の時間や知識も必要だったのです。無料という広告に惹かれた子ども時代の未熟さを今でも反省しています。

最近は初回無料や初回1000円などのキャッチフレーズが流行っています。

カウンセリング業界でも同じようなことが起こっております。初回20分無料などというキャッチフレーズでカウンセリングを行っている事務所もあります。しかし、私は初回無料ではカウンセリングを提供することは出来ません。なぜなら、私はカウンセリング業務を「ライフワーク=生涯の仕事」として選んだからです。
クライエントさんにカウンセリングや心理検査を行うことは「プロフェッショナルとしての仕事」なのです。ご友人やご家族とは異なり、専門的な見地からお悩みの緩和をご一緒に考えていきます。
クライエントさんにとって、私は「先生」や「優しい救済者」や「ボランティア」ではなく、職業人としての「プロフェッショナル」になりたいのです。

img_0090カウンセリングは現時点では保険が使えません。私が設定した料金は高額かもしれませんが、相談室を維持する上で、私が専門的な学びを続けるうえで必要なコストです。はじめは私自身の時間や枠を超えたクライエントさんとのかかわりから生じる自己満足・自己犠牲的な部分に気付くことが出来ませんでした。

ひたすらにクライエントさんの力になることばかり考えて、幾晩も寝ないで対応することもありました。それがこころを扱う「聖職」であるカウンセラーには必要なことだと考えていたのです。クライエントさんが大変な時に私も同じ気持ちになることが自然なことだと考えていました。

カウンセラーはクライエントに「使用されるために存在する」とイギリスの小児精神科医のウィニコットは言いました。私もウィニコットと同じ考えです。そのためには、いつかクライエントがカウンセラーを「使用しないでいられる」ことが目的だと考えています。私たちカウンセラーにとって最も大切なことは「カウンセリングという場でのみ生まれるただ一つのこころの力動に全力投球する」ことではないでしょうか。

経験を積んでいく中で、今はカウンセラーである私自身にゆとりがあることこそが、クライエントさんとの関係において重要であり、必要なことだと考えるに至りました。

カウンセリングの時間内は全力投球した上で、自分の趣味の時間、友人や家族と過ごす時間も大切にするようになりました。カウンセリングという中身が見えにくい仕事だからこそ、クライエント様に時間や料金も明確な構造を提供することを大切にしたいと今は考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

カウンセリングルーム・ピカルディサード

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新宿区の魅力について

みなさん、はじめまして。カウンセラーの小澤千咲です。

今日は初めてのコラムを書きます。拙い表現になりますが、お付き合いいただけましたら幸いです。

本日は私の相談室のある新宿7丁目の魅力と相談室のあるマンションの魅力についてお伝えしたいと思います。

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ひと言でいうと…。新宿区新宿は最高の地区です。私は新宿から出たくない!
本当のことを言うと新宿に引きこもりたいです。(現実は仕事であちこちに出かけております)。

でもその位新宿の街が好きなのです(特に新宿東口エリア)。

新宿御苑のすぐお隣の1丁目、多くの賑わいと活気と美味しいお蕎麦屋さんがある2丁目、伊勢丹や新宿ピカデリーのある3丁目、ルミネtheよしもとのある新宿4丁目、花園神社のある5丁目、スクウェアエニックスのある6丁目…。

そして、カウンセリングルームピカルディ3rd.のある7丁目はというと…。他と比べて派手な面影や建物はなく、一気にレトロでグローバルな街並みに変わるのが特徴です。

相談室の近くには、車の入れない小路が数多くあります。まさに迷宮・ラビリンスの世界です。

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近所には古い井戸もあります。

 

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銭湯、駄菓子屋さん、スーパーや韓国料理店、カレー屋さんや手作りのお総菜屋さん、天然酵母を使ったパン屋さんなんかもしっぽり営業しています。

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新宿駅や新大久保駅も徒歩圏、歌舞伎町はもちろん、ゴールデン街や伊勢丹までも歩いていくことが出来ます。医療機関も多数あります。

つまり…この街で何でも揃ってしまうのです。

ピカルディサードのある戸山マンションは築46年が経過していますが、管理がしっかり行き届いております。住民の方々も「こんにちは、今日はいい天気ねぇ」。などの挨拶が自然にできる方ばかりで、本当に温かい家庭的な気持ちになることができます。

夕方には肉じゃがの美味しそうなにおいや、美味しそうな焼き魚の匂いなんかも漂ってきます。

子どもたちやお年寄りの笑顔もあります。

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マンションの方々に可愛がられているマンション猫たちがマンションの下でくつろいでいます。

住民の方々が手入れをした手作り感あふれる優しい花壇が季節を感じさせてくれます。

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住み込みの優しい管理人さんがいます。

新宿7丁目は様々な年齢層の様々な国籍の様々な職種の方々が多くお住まいの地区です。
相談室に来室下さるクライエント様の年齢層や性別、ご相談内容も非常に多岐に渡ります。
遠くは甲信越地方、関西圏や東北地方からもお越しいただいております。

こんなこと相談してもいいのかな…。
もちろんです♪どんなことでもご相談ください。

カウンセリングにお越しの際は是非近隣風景も見渡してみてください。
ノスタルジックで温かい気持ちになれること間違えなしです。

お電話でカウンセリングをしてくださっているみなさまも、東京にお越しの際には是非事務所にお立ち寄りいただけましたら幸いです。

この街で、多くの方々とカウンセリングを通じて関わらせていただけることに心から感謝しております。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

私達の幸せを祈念するとともに
幸せを感じる心を忘れませんように
I pray for our happiness.
May you remember your heart, which makes you feel happy.
カウンセリングルーム ピカルディサード
Counseling room Picardy3rd.

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