こんにちは、mimosaの日も過ぎ、3月も気付けば中旬に入りました。
今日はAve Mariaをこころの音楽から考えてみたいです。
Ave Mariaの音楽はたくさんあります。バッハの平均律の1番にグノーがメロディを乗せたものも有名だし、他にも多くあるのですが、私には思い入れもあって、1番好きなのはシューベルトのAve Mariaです。
私はカトリックの女子校に通っておりました。
その高校では全ての授業の前のチャイムがAve Mariaでした。Ave Mariaのチャイムが鳴っている間は耳を澄まして沈黙の祈りを捧げるのです。チャイムは約1分程度続きます。
高校生の私はエネルギーが満ち溢れておりました。そのエネルギーは時に鎮めることによって優しさに変えることが出来るのかもしれません。
落ち着きがなく、教科書忘れも多かったし、どうしてこんなに長いチャイムなのかなぁとよく考えていました。
あれから本当に長い時間が経過しましたが、今、私のこころでは、落ちつきたい時にAve Mariaのチャイムを流すことが出来るようになりました。
当時の私にはわからなかったことが今になってこころの音楽になっています。
特にピアノの先生が演奏会で弾いて下さったシューベルトのAve Mariaをリストが編曲してくれたものは別格に好きで忘れることができません。途中からキラキラピカピカっと旋律が流れる中、左手は落ち着きと調和でメロディを支えます。
こころに音楽をもつことって素晴らしいことですね。
あるクライエントさんのこころの音楽は演歌です。人によっては音楽ではなく絵画を思い出し、また別の方は、大切な方からいただいた言葉が辛い気持ちや、つい焦ってしまうときの「こころのお守り」になります。
音楽、キレイな景色、音楽、大切な思い出…。
そんなこころのお守りをもつことは辛い時に私達を守ってくれる大きな存在になり得るのかなぁと考える今日このごろです。
お読みいただきありがとうございます。