冬至と銭湯

こんにちは、いよいよ冬本番ですね。あと少しで冬至を迎えます。今日は日暮れ前の散歩中にみずみずしい柚子を見つけて唾液腺が刺激されました。そして、ここだけの話、いくつか頂戴したくもなりました。黙って人の柚子を取ってはいけない … “冬至と銭湯” の続きを読む

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こんにちは、いよいよ冬本番ですね。あと少しで冬至を迎えます。今日は日暮れ前の散歩中にみずみずしい柚子を見つけて唾液腺が刺激されました。そして、ここだけの話、いくつか頂戴したくもなりました。黙って人の柚子を取ってはいけないのでグッと我慢。でも、柚子に因んで今日は銭湯とゆず湯の話をさせて下さい。

幼少時、両親は共働きでした。母の仕事帰りに、母と兄弟で近所の銭湯に行くことが日常でした。当時の銭湯は毎月26日の風呂の日にヤクルトをくれました。銭湯から実家までは歩いて200メートルほどの距離でしたが、短い帰り道、母と一緒に近所の酒屋さんに立ち寄ったり、コインランドリーで洗濯物を乾燥機から取り出したり色々したものです。普段我が家では子どもが炭酸飲料を飲むことを禁止されていましたが、なぜか銭湯で販売しているオロナミンCを番台のお姉さんにいただいた時だけはオロナミンCを飲むことを許可してくれました。「やったぁ〜炭酸!オトナの味」と妹と2人銭湯の縁側で楽しく飲んでいたなぁ。帰り道は運が良ければ近所のお菓子屋さんでアイスクリームを買ってもらうこともありました。仕事帰りの母と話した束の間の銭湯の帰り道の会話の貴重さ、アイスクリームを買ってもらえた時に嬉しくて冷凍庫を掻き回していたんでしょう。ごめんなさい。次に行った時「アイスは決めてから冷凍庫を開けること!」の貼り紙を貼られたエピソードなど… 笑。

銭湯の帰りに母と一緒に歩いていたあの時、大人になる自分なんて全く想像つきませんでした。

母には「あのね…今日学芸会でどんぐりの役に決まったよ」と小さな報告。妹は笑って「お姉ちゃんって熱いお湯に入れなくってお湯を薄めておばさんに怒られてたよ!」密告。弟が小さい時には泣いちゃうから必ずシャンプーハットをして髪の毛を洗っていたなぁ…。今弟に話すと「僕はそんなのしてなかったし」って全否定されます。

生まれ育った近所の銭湯の近くをたまに通ると今でもくっきりと子ども時代の私たち家族の思い出がそこにはあります。

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もうすぐ冬至です。今年の冬至は12月21日です。冬至が過ぎれば、少しづつ春が近づいています。

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柚子の皮の芳香油にはクエン酸やビタミンCが含まれており冷え性や湯冷めを緩和してくれる効果があるそうです。

子ども時代の銭湯は無くなってしまったから、新宿の相談室から歩いてほんの数メートルのところにある銭湯に行ってみよう!冬至の日は洗面器を持って、銭湯が始まる前から近所の人たちと一緒に並んで?柚子の香りもフレッシュな一番風呂に入りたい。

もうひとつ香りといえば、街で見かけたローズマリーも試しにそっと触ってみるのが好きです。香りのお好みは分かれますが、ローズマリーの葉っぱを下から上に撫であげて、もう一度逆さまにそっと撫でるんです。その後、手に残った香りを嗅ぐのが大好きです。道端に生息するペパーミントは毛虫と犬猫の糞に気を付けて数枚口に入れてみて噛み噛みして下さい(誰かがプランターで育てているものは周囲を見渡してから慎重にこっそり数枚いただきましょう。許可があればなお可)。フレッシュなペパーミントをクチュクチュするのはいいですよ!そのままフレッシュハーブティーにするのもいい。うん。ハーブって偉大だなぁ。
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お読みいただきありがとうございました。

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